富海公民館横の道を山に向かって上がっていくと、室町時代25代大名大内義弘開基の瀧国寺がある。本堂裏庭に雪舟作（桃山時代1590～1600）とされる庭があり、サークルなどで訪れるたびにいつか描いてみようと思っていた。予定していた山ゆきが雨でキャンセルとなり、昼前からお天気が回復してきたので富海に向かった。以前、寺を管理しておられるお宅で雪舟庭の証が残っているか質問したところ「言い伝えがある」とのことだった。お寺の起源や本堂の瓦に大内菱の紋が見えたり、山口常栄寺の雪舟庭、益田の医光寺雪舟庭などの造りを思い起こすと、このお庭も雪舟庭だと思いたくなる。そうすると防府にも雪舟の庭があるということになり、そうあってほしい。